【投資速報】スマホでどこでもオンライン診療『PlushCare』

2016/11/10

【投資速報】スマホでどこでもオンライン診療『PlushCare』

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こんにちは、週刊新規事業の若菜さくらです。


今日は2016年11月3日に$8 Million(Series A)の投資を受けた、『PlushCare』をご紹介致します。

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PlushCareは、ビデオ通話によるオンライン診療サービスです。

以前ご紹介した、ワンタップで医師を呼べるサービス、
Heal』に少し類似していますね。

明確な違いは、PlushCareでは医師と患者がどこにいてもオンラインで診療できるため、更に時間の融通が効きやすくなることです。




PlushCareの仕組み


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①都合の良い時間帯に診療を予約。
勿論当日予約は可能で、むしろ前もっての予約はあまり想定されていません。
当日からその翌々日までの予約が可能です。


②予約時間になると、医師から電話が掛かってきます。
診療をし、必要があれば処方箋が出されます。


③近所の薬局にて薬をピックアップ。
処方箋は診療後、電子的に送信して貰えるようになっています。
これにより、本当に時間がない人でも、仕事の合間の10分でオンライン診断を受けて、休憩時間に会社付近の薬局で薬を受け取ることが出来ます。




料金体系


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初めての利用時には$99、そして2度目以降は$69となっています。

嬉しいのは、保険未加入者もこの料金で診療を受けることができる点です。

逆に、提携している保険の加入者は、上記のHealと同様、実際に病院に行ったときと同じ額を払えばよいことになっています。そうなると、$69よりも大分安くなるでしょう。

また、万一診療中にPlushCareでのオンライン診療では対応できないとわかった場合は診療費はかからないことになっているので安心です。




PlushCareで対応可能な病気は?


風邪や胃腸炎などのよくあるものから、尿路感染症・連鎖球菌性咽頭炎・副鼻腔感染症・中耳炎・発疹・皮膚炎・肺炎・気管支炎・性感染症・喘息・目の充血・シラミ・アレルギーなど、かなり多くの疾患に対応。

また、診断以外にも、以前処方された薬の再処方や性感染症の検査、旅行医学なども受け付けています。




医師のレベル


実際に対面で話せない分、より医師との信頼関係が大事になってきます。

PlushCareで採用しているのは、米国でトップ25の医学部を卒業した医師です。

スタンフォードやUCLAなど、名門卒の医師が並んでいます。




口コミ5つ星☆


yelpで見られるユーザーの口コミ

既に158レビューあり、殆どの人が満点の5つ星を付けています。

特に目にとまるのは、担当医師への熱烈な感謝の文言です。

多くの人が「熱心に患者の話を聞いてくれた」「医師が診療を急いで済ませようとする感じは全くしなかった」「まるで担当医師の患者は自分一人なのでは、と思えるほど丁寧な診療だった」と、医師とのコミュニケーションに満足しているようです。




対面診療との違い


オンライン診療で医師の評価が高い一つの理由としては、待ち時間がないことが挙げられるでしょう。

患者にとっては、例え同じ診療時間でも、長い間待たされた場合は、そうでない場合と比べて、ネガティブな印象を持ちやすくなります。

次に医師の視点で考えると、診療所では予約のない患者も多く来てしまい、診療が長引けば長引くほど、多くの人を待たせることになります。従って、次の患者を待たせない為にも、医師は速やかに診療を終えようと考えます。

この悪循環により、病院が混んでいればいるほど、患者の満足度は下がりやすくなるでしょう。

これはオンライン診療の大きなメリットと言えます。

逆に、オンライン診療の最大のデメリットとしては、実際に患者に触れての診療が出来ないという点が挙げられます。

聴診器を当てることも、口腔内を調べて見ることも出来ません。

しかし、口コミを読む限り、多くのユーザーが「初めはオンライン診療に不安があったが、使ってみたら全く問題なかった」と言っています。

自分がどの疾患なのか、十分な説明を医師から受けることが出来たので、本当に診断があっているのか、という不安も一切なくなったそうです。




PlushCareの歩み


PlushCareは2014年にクラウドファンディングによって設立されました。

当初はカリフォルニア州のみの対応でしたが、今はアリゾナ州・ハワイ州・イリノイ州・ネヴァダ州・ニューヨーク州・オハイオ州・ペンシルバニア州・ワシントン州と、続々と対応地域を増やしています。

創業者のRyan McQuaid氏は「PlushCareの使命は、居住地も、保険の有無も関係なく、全ての国民に最高の医療を届けることだ。」と語っています。

今回の投資も、更なる地域拡大に向けるそうです。

PlushCareと提携しているDelta Health Systemsの副社長であるJeffrey Cox氏は、「Teladoc・ American Well・Doctor on Demand・MDLiveなど、数ある有名なオンライン診療サービスを全て検討した上でPlushCareとの提携を決めた

PlushCareは医師ネットワークの質・システムの使いやすさ・ユーザーのレビュー・ROIの全てにおいて、他のサービスより優れていた」と述べています。

競合はこれからどんどん増えて行くと予想される市場ですが、今のところ順調に展開しているようです。

日本では、高齢化や首都圏への人口集中によって、医療機関への訪問が課題になることも多いので、こういったサービスが待ち遠しいですね。

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Sakura Wakana

株式会社ビタリー ディレクター兼エンジニア。
言語はJava, Ruby, Javascriptを主に使用。
個人プロジェクトでは企画・デザイン・開発までこなすなんでも屋。
学生時代にハッカソンで受賞。そこでの出会いをきっかけに、熱い想いを持ったベンチャーに関心を持つようになる。

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